団体概要

 FPIC盛岡ファミリー相談室は「もりおか面会交流サポート・ブランコの会」からスタート。
 家庭紛争の調整や解決に長年携わってきた元家庭裁判所調査官や調停委員等を中心に構成している組織です。
 会員たちが持つ専門性や経験を生かし家族の悩みに寄り添い、共に子の幸せを願って健全な成長に貢献していくことを目的に活動しています。

 主な活動は、別居や離婚によって別々に暮らす親と子の「面会交流」のサポートです。
 その他、家族関係のご相談にも応じています。
 平成29年度は、盛岡市市民協働推進事業としての活動もしてまいりました。

広報誌

創刊号2022年1月15日

第2号2022年7月25日

第3号2023年2月

第4号2023年7月25日

第5号2024年2月11日



 


FPIC盛岡ファミリー相談室 代表 宮古守夫 元家庭裁判所首席調査官

 「面会交流」とは、父母が離婚などにより離れて暮らすことになっても、一緒に暮らしていない親と子どもが面会して交流したり、電話や手紙などで定期的、継続的に交流を保つことをいいます。この面会交流は子どものためのものです。面会交流の実施については、子どもの利益を最も優先して考慮しなければなりません(平成23年の一部改正後の民法第766条第1項参照)。

 面会交流が円滑に行われ、子どもがどちらの親からも愛されていることを実感して、それぞれと温かく信頼できる親子関係を築いていくためには、父母それぞれの理解と協力が必要です。夫婦としては離婚(別居)することになったとしても、子どもにとってはどちらもかけがえのないお父さんであり、お母さんであることに変わりありません。
 夫婦の別れが親子の別れにならないように、子どもが父母どちらとも関わることのできるような生活環境作りを理念として、私たちは「もりおか面会交流サポート・ブランコの会」として活動を行ってきましたが、さらに組織強化を図るため、公益社団法人家庭問題情報センター(FPIC)の一相談室となり、平成30年10月から「FPIC盛岡ファミリー相談室」と名称を改めました。

 私たちは、離れて暮らすことになった親子の面会交流を支援します。
 また、この面会交流の他にも、家庭問題に関する悩み事の相談(夫婦の別居や離婚、養育費等)にも応じます。

 私たちの相談室は、家庭紛争の調整や解決に長年携わってきた元家庭裁判所調査官や家事調停委員等のOB、弁護士等により運営されています。
 お子さんとの面会交流や養育費のこと、その他の家庭問題で悩んでおられる方に寄り添いながら少しでも良い解決策をご一緒に考えていきたいと思っております。
 私たちはお子さんもご両親も笑顔を取り戻されることを願っています。

 

FPICとは

FPICとは、 公益社団法人家庭問題情報センター (Family Problems Information Center : FPIC)のこと。家庭紛争の調整や非行少年の更生に長年携わってきた元家庭裁判所調査官が中心となって、1993年3月に設立された民間団体です。

 

 

児童憲章から(1956年制定)

児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。